水中写真の分かれ道


 なんか水中写真が今一きちんと撮れなくて、悩んでいる人もいるかと思います。
 特殊な効果をねらったとき以外の
写真の基本は、何がなんでも手元はフィックス、
 だと私は思います。

 多くのダイバーに見られる症状


 1,フィンキックで被写体を追いかけながらシャッターを押している
 2,波に揺られながらシャッターを押している。
 3,呼吸が荒いままシャッターを押している
 4,カメラの持ち方が不安定
 5,露出やストロボの向きに注意していない。

 
 これら以外もあるかもしれませんが、だいたいの悩めるダイバーは、以上の症状に
 原因がありそうでは?では、これらの症状で、どのような悪影響が起きるでしょう。

 1,の症状
 被写体とレンズの距離が一定ではないので、画面がブレる。魚を後ろから追いかける
 から、背中を見せたアングルばかりで絵にならない。


 2,の症状
 レンズ面が揺れれば、当然画面もブレてしまいます。水中は必ず少しの揺れがあるので、
 その
揺れをいかに吸収するかということですが、接地して体をホールドすると、逆に
 体が止まらない事も起こり得ます。
手元以外で波の揺れを吸収し、逃がせばいいのですが、
 詳しいノウハウについては当店のセミナーを受けましょう。


 3,の症状
 呼吸が荒ければ、浮力も安定しないし、ファインダーに集中できません。当然画面も
 ブレますし、呼吸が早いと魚も逃げますし、いいことがありません。この場合、

 スキル不足がほとんどです。
基礎をしっかりマスターして、経験を積みましょう。

 4,の症状
 カメラを持つ支点、が不明瞭な場合です。しっかりホールドするかまえは、
 状況により様々です。プロカメラマンやイントラの撮る姿勢を観察しましょう。

 5,の症状
 ダイビング全体に余裕がないことや、性格的な問題もあるかもしれません。
 かっちり撮るぞ!という意識の元に、がんばってください。しっかり設備投資
 してしまって、自分を追い込むのもいいかもしれません。


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 監修 アクアラングサービス
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