新しいダイビングマスクは、なぜ曇りやすい?
・ダイビングを始めた時に感じる人も多いかと思いますが、「なぜインストラクターの
マスクより私のが曇りやすいんだろう?」
その疑問に答えましょう。マスクが曇る理由は、大きく分けて4つあります。
1,ガラス面内側に油膜がついている
2,鼻で息を吐いている
3,曇り止めのつけ忘れ、または、つけたけれどゆすがれ過ぎて流れた。
4,新しいマスクが曇り安いのは当然だから。
1,は、日焼け止めや整髪料が原因に考えられますが、以外と器材の油膜も関係します。
新品のゴムフィンやゴム製器材は素材が劣化しないように、シリコンの油膜がかなりついています。
だからフィンをさわった手でマスクをさわると、油膜がうつり、マスクが曇る原因になります。
そうならないように、私は講習生が購入したマスクはもちろん、フィンも洗剤で洗ってから
お渡ししています。これで実習中の無駄なストレスは軽減できますね。
2,は意識して直すしか無いですね。(直し方はイントラのノウハウにかかりますが。)
3,については実際に海でよく見ます。水面でマスクを装着前やストラップを直しているときに
無意識にマスクを海水に浸してしまっている人は多いです。曇り止めは流れ落ちて当然効きません。
4,新しいマスクはシリコンからガスがでます。良心的なメーカーはある程度ガス抜きをしてから
出荷していますが、(私が知る限り一社のみおこなっています。)このガスが抜けないと、
新しいマスクはどうしても曇りやすいので、早くなじませたいときはシリコン部分の油膜を
完全に落とし、ケースから出して放置し、ガス抜きをします。少しシリコンが変色しますが、
いずれ変色する物なので、快適に使えたほうがいいと思います。
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監修 アクアラングサービス http://www.aqua-lung.sakura.ne.jp/