水中の距離感


 
なかなか解りにくいのが水中の距離だと思います。オープンウォーターの
 講習で習ったと思いますが、
把握する方法は大きく分けて3つありますね?
 もっとも、やはり水中では、正確な距離はつかみにくいです。
 
 経験をつむことによって、距離感はますます正確さを増しますが、何かを探す時、
 視界が悪い時とか、思いきってフィンを脱ぎ、
水中を歩いてみてもいいかもしれません。
 特殊なダイバーは、仕事の必然として視界が極端に悪い場所でも、正確に行きたい場所に
 歩いて行くことが出来ます。それはなぜかといいますと、

 水中で正確に歩幅が1メートルとか60センチとかに、歩けるよう
 トレーニングされているからです。

 
 
このことを一般のダイビングに当てはめると、どうしても水中カメラを岩の上に置いて
 離れなければいけないときとか、何かを見つけて、たとえばものすごく小さなウミウシを
 誰かに教えるために移動して、またそのウミウシに戻るとか、フィンを履いていたとしても、
 応用できるワザになるはずです。
 
 ダイビング中に、あまり特徴のない場所に小さなボタンのようなものを置いて、
 10メートルほど離れてから、またそのボタンに帰るようなワザは、ガイドだったら
 出来て当然ですよね?

 水中は3次元の要素も大きいので、
水中の距離感はますます奥が深くて面白い。
 えっ?あんまり参考にならないって?
 でもアレンジ次第でなんとか・・・。歩くのを、フィンキックの距離に置き換えたり・・・・。

 ある面を背にして視界がなくても垂直に進むとか、あまり一般的ではないことも、
 エキスパートなダイバーなら出来るはず。
 1000本〜レベルの話ですが、皆さんもヒントにしてください。



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