イントラの技量レベルの見極め方法 海中編
インストラクターは、経験と場数の量によってレベルに差が生まれます。
参考例
現在40代のイントラAさんの場合
ダイビング初心者→ツアーに参加して様々な海でダイビング→プロダイバーになることを決意
→海辺のダイビングサービスで修業→都内のショップに勤務して接客と学科の勉強
→更なる潜水技量を身に着けるため、特殊な潜水環境で勤務→ダイビングショップのオーナー
現在20代のイントラBさんの場合
ダイビング初心者→プロダイバーコースに進むため、専門学校に入学
一か所のプールや海洋でダイビング授業→卒業研修でリゾート勤務
→都内のショップに勤務してプール講習を担当→ダイビングショップの非常勤スタッフ
当然ですが、AさんとBさんが至った環境のちがいから、二人は同じ技量ではありません。
専門学校は効率よく学習できる点でメリットも多いのですが、2年や3年の受講で広大な海に
対応できるようになれるほど、ダイビングは甘くありません。
ここで問題なのは、一般消費者から見ればAさんもBさんも同じ、インストラクターという
名称で呼ばれるため、技量の差がわからないということです。
それでは、水中でインストラクターの良し悪しを判断するノウハウとは?
いいイントラ
・水中の動きに知性がある。
・動きに無駄がなく、常に海底の砂を巻き上げることはしない。
・スキルのデモンストレーションが美しくミスが無い。
よくないイントラ
・水中でバタバタしている。(無駄な動きが多く知性と技術が無い)
・目に余裕がない。
・平気で海底の砂を巻き上げる。
・スキルのデモンストレーションのときに体がふらつく。
水中で自分が習うインストラクターの技量が判断できても、それは受講中の話しになりますので、
このページを読んだ皆さんが判断できるのはスクールの申し込み後になるかと思いますが、
ひとつ解決策があります。
それは、スクールに申し込みをする前に、自分が習うイントラを
指名して体験ダイビングを受けること。
海洋で、イントラと体験ダイビングを受講するメンバーの人数比が1:1で実施されたら
理想的です。妥協しても1:2。イントラが3人以上を引率して体験ダイビングを実施すると
説明した場合、それはハズレのスクールです。なぜなら、ダイビング事故の判決でも1:1の
人数比以外は海中の安全確保に問題が生じるという結果が出ているからです。
(プールの実施なら1:3まではOK)
某ダイビングスクールが、大瀬崎の海岸で多くの受講生を対象にオープンウォーターコースを
開催し、水中の練習内容は中性浮力もできないダイバーが群れになって、海中の砂を巻き上げて
進むだけ、という光景を何度も見ました。これって何の練習?授業になっていないですよね。
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監修 アクアラングサービス http://www.aqua-lung.sakura.ne.jp/