水中写真の被写体

 水中写真を考える前に、被写体について考えてみましょう。
 個人差があると思いますが、ごく普通の被写体が好きなダイバーもいることには
 いますが(この作者の私)、だいたいのダイバーは、より珍しい生物、なかなか
 見つけられない生物を、被写体として好むと思います。

 
 カメラを持つと、多くのダイバーは自分の世界に入り込んでしまいます
が、経験が
 十分ではないダイバーは、その場合、逆にたくさんの珍しい生物を見逃してしまって
 いることが多くあります。大瀬崎で、
真下にイザリウオがいるのに、砂煙をあげて
 ひたすらブルドーザーのように進むダイバーグループ等もよく見ますが、本当に
 もったいない潜り方だと思います。

 
 よい被写体に遭遇するコツは、ズバリ、ガイドから目をそらさない、
ことだと感じます。
 考えてみてください。プロとして潜るガイドは、皆さんよりたくさんの情報を水中で
 感じているでしょう。しかし、ガイドが何か見つけたときに、ダイバーが違うところ
 ばかり見ていたら、教えることが出来ないのです。音の鳴るブザーで呼ぶことも
 出来ますが、そんなことでダイバーの多いスポットは水中でブーブーうるさくて
 しかたがない。自分で被写体を見つける楽しさはもちろん大事ですが、
 もっとガイドを利用したほうがいいのでは?

      アカグツ


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