ヘッドファーストをバシッときめるには


 スキンダイビングではもちろん、スキューバダイビングでも潮流の強いポイントでは
 頭から潜降するヘッドファーストは必須のスキルになりますが、皆さんなめらかに出来ずに
 苦労している部分ではないでしょうか。

 極意は1にも2にもリラックス、決して無駄な力は入れません。使う力はフィンキックのみ
 なのですが、
多くの人はチカラで無理矢理潜降しようとするのでうまくいかないのです。
 体勢とタイミング、バランスで潜降するのであって、リキんでしまうと決してうまくいきません。


 以前ジャックマイヨールのヘッドファーストをテレビで見たことがありますが、滑るように
 水面から消え、ほとんど水面に波が立たないその技はまさしく達人でした。
 ヘッドファーストのポイントは

 1,体は水面に対してまっすぐ立てる
 2,足先まで沈まない時は、手で多きく一かき
 3,フィンが水中に沈みきらないうちは、決してフィンキックしない。
 4,マウスピースは強く噛まない
 5,到達目標点から目を離さない
 6,耳抜きは早めに
 7,ウエイトは軽めに

 まあ当たり前のことですが、これらが総合的にうまくゆくと、かなりのレベルになれるのでは
 ないでしょうか。
 できればビデオや連続写真で自分のフォームが確認できれば理想的です。

 ウエイトについては、個人の好みもあり、ジャックマイヨール氏はかなりのオーバーウエイトで
 潜っていたようですが、一般的には浮上時の浮力確保と、深く潜ればスーツの浮力が減ることもあり、
 軽めのウエイトのほうが適していると思います。ブラックアウトの可能性も有りますし。
 
 水面から音も波もなく消え、素潜りで水深10メートルは楽勝に潜れたらかっこいいですよね。
 ヘッドファーストが上達することによってスクーバダイビングの上達も早くなりますよ。




 ツールバーの戻るで目次へ

 監修 アクアラングサービス
 
http://www.aqua-lung.sakura.ne.jp/